はじめに、この記事が対象としているのは、以下のいずれかに該当するタイピング初心者の方です。
- 学生の方
- 就職前に何か準備をしておきたい方
- パソコンを使って作業や仕事を多くする方
- タイピングスキルに不安を抱えている方
この記事は上記の方を対象にして、キーボードを見ることなく画面を見ながらテキストを入力する技術「タッチタイピング」の習得について書いています。
高速で正確なタッチタイピングが必要な理由
高速で正確なタッチタイピングが必要になる場面は度々あると思います。
それは、レポートや卒業論文をはじめとした文章量が多い資料を作成するときです。
このようなとき、タッチタイピングができないと困ることが主に2つあります。
- 速度と正確性を高水準に保ちながら文字を打ち込むことができない
- 目や腕への疲労が溜まりやすい
1番目のことは当たり前ですが、2番目のことも無視できない影響があります。
キーボードを見てキーを探して入力し、画面を見て、またキーボードを見てといったことを繰り返すと、目や脳に疲労が溜まってしまいます。
また、手の動きも無駄が多いため、大量に文字を入力していると腱鞘炎になる可能性があります。
これらのロスを減らして大事な作業に注力するためにも、タッチタイピングが大事です。
また、仕事で必要とされるスキルとしてタッチタイピングが指定されていることもあります。
例えば、IT系企業のアルバイトやヒヤリングを行いながらレポートを書くような仕事では、「タッチタイピングはどれぐらいの速さでできますか?」といった質問をされたことがありました。
練習する上で意識するべきこと
技術の上達度の段階にもよりますが、以下の点を意識するといいと思います。
- 初期
- ホームポジションに慣れる
- キーボードを見ないようにする
- e-typingや寿司打などで単語の入力を反復練習する
- まずは正確に、慣れてきたらスピードを上げる
- ミスが増えたら正確さを優先してスピードを落とす
- 中期
- 寿司打の上位コースなどで単語のかたまりや1文の入力を練習する
- 初期の頃に反復した単語を反射的に入力し、その集まりから文が形成されていることを意識する
- 一定のリズムの入力を意識する
どれぐらいの腕前になればいいのか?
ネットなどでよく言われている目安を書き出してみました。
- 寿司打の1万円コースで「お得」になるぐらい
- e-typingの腕試しレベルチェックで「スコア220」以上
- 1分間に200~300文字程度
個人的にはe-typingの腕試しレベルチェックで、スコアランクBあたりになることを目標にすると、とりあえず問題はないように思います。
定番のタイピング練習サイト 4選(国内2、海外2)
タイピング練習サイトは数多く存在しますが、その中でも無料で使いやすく定番のものを4つご紹介いたします。
どれから始めればいいかわからない場合は、とりあえず上から順に試してみるといいと思います。
e-typing
王道のタイピングサイトです。
腕試しレベルチェックはアカウント登録も不要なので、それだけやってみてもいいと思います。
寿司打
有名なタイピングゲームのサイトです。
お寿司が画面の左から右へ流れていく間に文字を入力して、間に合えばスコアが加算されていきます。
更にミスなく入力が続くとボーナススコアが加算されます。
動きのあるゲームが好きな人におすすめです。
Typing Speed Test
数文字から成る英単語が並んでいて、それらを入力していくだけのシンプルなサイトです。
ほとんど画面の動きが無くて、長時間取り組んでいても目が疲れにくいです。
私は初期にひたすらこれをやっていました。
Typing Test (Key Hero)
個人的におすすめのサイトです。
サイトの作りがシンプルでわかりやすく、Escキーを押せばすぐに英文が表示され、タイピングが開始できます。
種類が豊富でやや長めの英文が出題されるので面白いです。(ハムレットや宮崎駿のもののけ姫の英文 Ver. なども出てきます。)
慣れてくればタイピングしながら文も楽しめます。
また特徴として、自分の各種データや上達度をグラフで見ることができます(下画像)。
これらは自分の成長記録や課題の発見、モチベーションアップにも有効活用できるかもしれません。
まとめ 遅くからでも一度練習を始めてしまえば何とかなります
私自身、パソコンを殆ど使っていなかったこともあり、学部生の終盤にようやくタッチタイピングの練習を始めて、数週間集中して取り組んだことで習得することができました。
1日数回を数か月継続するのでも、一気に集中して2週間~1ヶ月でもいいので練習に取り組めば、タッチタイピングのスキルが身に付きます。
AI技術の進歩などでタイピングも不要になるかもしれませんが、現状では最低限あった方がいいスキルだと思います。
習得にかかるコストに対してメリットが大きいですし、習得後に時間が経過してもスキルの質はさほど下がらないので、一度身につくまで取り組んでみてはいかがでしょうか?
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